柿田川湧水群
狩野川水系柿田川は一日百万トンの水量を誇る東洋一の湧水を水源に、日本最短の一級河川(1,200メートル)として知られています。誕生は約八千五百年前。また、この柿田川湧水群は、環境庁「名水百選」「二一世紀に残したい日本の自然百選」に認定されています。豊富な水量に加え、年間一五度前後の一定した水温、そのまま飲める水質。その清流域で営まれる生態系が一つとなって豊かな自然を創りだしています。

ミシマバイカモ、クレソンなど15科21種の水生植物と、流域周辺で見られる94科281種類の陸上生物。アユ、アマゴなどの魚類・甲殻類。アオハダトンボ、ゲンジボタル、などの昆虫。カワセミ、ヤマセミなどの鳥類。哺乳類、両生類も含め優れた自然条件にしか育たない貴重な種も多いとされ、トンボ15種など小動物が環境庁から「ふるさといきものの里」の認定を受けています。高度経済成長の時代を通り抜け多くの自然が失われた今日、こんな貴重な自然が身近にあることを心から感謝したいと思います。
柿田川周辺は泉の自然体系を保全するために一部立ち入り禁止区域を設けています。
また、この貴重な自然環境を守りながら、より多くの方々に柿田川の素晴らしさを知っていただくために、水中ライブカメラの設置や、保全団体による川の観察会、柿田川の景観絵はがきなどの販売も行っています。