柿田川は清水町のほぼ中心部を南北に流れる、延長1.2kmの全国一短い一級河川で、川幅は30m~50m、富士山周辺で降った雨水や雪どけ水が地面にしみこみ、地下水となって湧き出して出来たものです。
これは古富士泥流という水を透さない不透水層と三島溶岩という気泡に富んだ水を透し易い溶岩層の間を通って26年~28年掛かって三島溶岩の先端部である柿田川で突然噴出したものです。

富士山の雪解け水がこんこんと湧きでる柿田川 清水町おさんぽガイド
柿田川リーフレット(PDFファイル、6.2MB) 三島>清水町>沼津 港・湧水・せせらぎウォークMap(PDFファイル、2.1MB)


富士山周辺には、同じように水の湧き出る所が何ヶ所かありますが、柿田川には富士山の地下水の内約1/4、100万トン/日が湧き出しており、湧水量の規模から「日本一の湧き水」といわれています。
年間を通して湧水量100万トン/日、水温は一年を通じて15℃と一定、飲料水としてそのまま飲めるほど清浄です。昭和60年には「日本名水百選」に選定されました。静岡県で自然百選と名水百選の両方に選定されているのは柿田川だけです。

柿田川からの富士山

柿田川からの富士山

湧き間とミシマバイカモ

ミシマバイカモ

第一展望台からの柿田川

第二展望台からの湧き間


柿田川は、1.2kmの小さな川にもかかわらず、貴重な生態系を維持しています。ミシマバイカモ、クレソンなど15科21種の水生植物と、流域周辺で見られる94科281種類の陸上生物。アユ、アマゴなどの魚類・甲殻類。アオハダトンボ、ゲンジボタル、などの昆虫。カワセミ、ヤマセミなどの鳥類。哺乳類、両生類も含め優れた自然条件にしか育たない貴重な種も多いとされ、トンボ15種など小動物が環境庁から「ふるさといきものの里」の認定を受けています。

柿田川周辺は泉の自然体系を保全するために一部立ち入り禁止区域を設けています。また、この貴重な自然環境を守りながら、より多くの方々に柿田川の素晴らしさを知っていただくために、保全団体による川の観察会、柿田川の景観絵はがきなどの販売も行っています。

カワセミ

ヤマセミ

アマゴ

ヒガシカワトンボ

ホタルブクロ

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